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こんにちは、行政書士試験合格者で宅建士試験合格者のつばさです。
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行政書士試験と宅建士試験はどれくらい難易度が違うんだろう
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ダブルライセンスとして行政書士試験or宅建士試験を検討している
私は行政書士試験に合格しており、現在は宅建士試験に挑戦中です。
両方の試験を勉強中の私が双方の試験の難易度についてなるべく中立な視点で記載したいと思います。
※あくまで難易度の比較であって、どちらの資格が優れているということを言うつもりはございません。
✔︎この記事を読んで得られること
- 行政書士試験と宅建士試験の難易度の比較が分かる。
- 実際の受講生のリアルな感想が分かる
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結論
尺度が違うため単純な比較は出来ませんが①数字上②実際に勉強してみた上で、
個人的には行政書士試験の方が何段階か難しいと感じます。
以下の4点からそれぞれの試験を比較してみたいと思います。
✔︎比較項目
- 合格率
- 科目数
- 勉強時間
- 試験時間
比較
●行政書士試験について
行政書士試験は、行政手続きや法的知識に関する幅広い科目を含む試験です。
試験科目の多さや難易度の幅広さから、全体的に難しいとされています。
専門性の高い知識が要求されるため、合格率もやや低めです。
●宅地建物取引士試験について
宅地建物取引士試験は、不動産取引や登記に関する法的な知識を問われる試験です。専門的な知識が求められる一方で、幅広い科目をカバーするため、試験全体の難易度は中程度と言えるでしょう。
比較① 合格率
過去のデータから見ると、行政書士試験の合格率は一般的に宅建士試験よりも低い傾向があります。ただし、合格率だけで難易度を判断するのではなく、科目ごとの合格実績や志願者数も考慮することが大切です。
まずは2つの試験の合格率を見てみましょう。
行政書士試験の場合
<令和4年度行政書士試験>
受験者 47,850人
合格者 5,802人
合格率 12.13%
宅建士試験の場合
<令和4年度宅建試験>
受験者 226,048人
合格者 38,525人
合格率 17.0%
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行政書士試験の合格率は例年10%程度、宅建士試験の合格率は例年15%程度になります。
受験人数が約5倍程度異なるため、単純な比較は出来ませんが、合格率を見ると行政書士試験の方が難易度は高いと言えます。
行政書士試験は180点得点すれば合格する絶対評価の試験であるのに対し、宅建士試験は上位15%程度に入らないと合格しない相対評価の試験になります。
比較②科目数
行政書士試験の場合
・択一式試験の科目 6科目
①憲法②民法③行政法④商法、会社法⑤基礎法学⑥一般意識
・記述式の試験科目 2科目
①民法②行政法
宅建士試験の場合
・択一式試験の科目 4科目
①権利関係②宅建業法③法令上の制限④税その他
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単純な科目数の比較では行政書士試験の方が多くなります。
ただし、宅建士試験も問題数が多く、権利関係の科目として一括りにされていますが、実際には「民法」「借地借地借家法」「不動産登記法」と科目が分かれており、試験範囲としては広いものになります。※他の科目も同様
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行政書士試験ですが、記述式試験があることが特徴です。
単純な○×ではなく、与えられた事例に対して法律構成を考え40字で記述する必要がありためしっかりとした内容の理解が必要になります。
比較③試験時間
行政書士試験の場合
午後1時から4時までの3時間です。
宅建士試験の場合
午後1時から3時までの2時間です。
合計2時間です。
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単純な試験時間の比較では行政書士試験の方が長くなります。
ただし、宅建書士試験も50問と問題数が多く、2時間で解くのは大変です。
比較④勉強時間
次にそれぞれの試験の目安の勉強時間、勉強期間の比較を見てみたいと思います。
大手予備校でも勉強時間の目安としてこれくらいの数字を挙げています。
行政書士試験の場合
行政書士試験合格に必要な時間は600〜1000時間程度と言われています。(法律初学者は800時間〜)
1〜2年かけて合格する人が多いようです。
宅建士試験の場合
宅建士試験合格に必要な時間の目安は300〜500時間程度と言われています。
大手予備校でも勉強時間の目安としてこれくらいの数字を挙げています。
勉強期間としてはおおよそ6ヶ月、1日の勉強時間としてはおよそ2時間程度になります。
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単純な時間の比較では行政書士試験の方が多いですが、行政書士試験を1年で合格する人もいれば、宅建士試験でも3〜5年掛けて合格する人もいます。
両方の試験を勉強した私が思う難易度
数字に現れているように行政書士試験の方が何段階か難しいと感じます。
どの程度と言われると難しいですが、勉強時間の目安として行政書士試験の方が約1.5〜2倍となっていますが、実際それくらい行政書士の方が難しいです。
大きな理由としては行政書士試験は単純に科目が多いだけでなく、憲法や行政法、商法などより法律科目の深い理解が求められる点です。
また、記述式試験では与えられた問いに対して自分で論じる必要がある点も挙げられます。
ただし、宅建士試験で権利関係(民法)をしっかり勉強された方は大きなアドバンテージがあります。
なぜなら行政書士試験でも民法は択一試験の配点も大きく、記述式試験の科目でもあり試験の中心科目であるからです。
宅建士試験も難しい試験になりますので、宅建士試験を突破された方が次のステップとして行政書士を目指すのはとても良い選択肢だと思いますし、合格の可能性は大いにあると思います。
まとめ
単純な数字の比較をするなら行政書士試験の方が難しいでしょう。
ただし、宅建士試験も例えば法令上の制限の建築基準法や都市計画法は細かく覚える点も多く、単純に宅建士試験の方が簡単とも言いきれないです。
行政書士試験と宅建士試験についてもっと知りたい方へ
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●行政書士試験
【合格者解説】スタディング行政書士講座の口コミや評判について
【合格者が選ぶ】行政書士試験3ヶ月で合格を目指せる予備校3選
●宅建士試験